MOOCsに関する翻訳資料
話題のMOOCs(大規模オンライン公開講座)を初めて開講したのは、アサバスカ大学のGeorge Siemens先生だと言われています。
▼ Siemens先生はこんなかた(インタビュー動画)
そんなSiemens先生が大学の教員のために執筆した
▼ ハンドブックがWeb上で公開されています。
http://elearnspace.org/Articles/HETL.pdf (2025年8月リンク切れ)
https://www.bucks.edu/media/bcccmedialibrary/documents/academics/facultywebresources/Handbook_Emerging-Technologies.pdf (2025年8月30日現在)
そのハンドブックを会員さんとスタッフとで訳しているのですが、実はまだ完成していません。
不十分な状態ではありますが、現状を公開し、さらに手を加えてバージョンアップしていきたいと思います。
▼ 「躍進する学習技術」ver.1.0
以下はそのほんの一部を抜粋したものです。
学習はドアを開くようなものであって、容器を満たすことではありません。内容は学習する過程で創造されるものであって、単に学習の前にあるのではないのです。
********
たとえばテキストを読んだり、録音された講義に耳を傾けたりする内容習得の 活動をオンラインに移行できるならば、教室での時間は対話や学習活動に費やすことができます。
********
認証評価は、いまや大学が学習者に提供している最後の価値となっています。
********
フィッシャーのモデルでは、教育者のなすべき最初の仕事は、学習者が結びつきを形成し学習のネットワークを作り出すように支援することです。
フランス・専門職化契約に関する翻訳資料
▼ フランス・専門職化契約に関する翻訳資料
(2017/2/10 日付訂正)
ヨーロッパでは、市民が学習し職能を高めることは基本的人権(学習権)であるとみなされています。
このような社会を「生涯職能学習社会」といいます。
日本では、就職すると学ぶ時間がなかなかとれないこともありますが、たとえばフランスでは、学歴に関わらずすべての若い労働者は、職能を高める機会が得られるような労働条件を享受するように「専門職化契約」で定められています。
ボローニャ・プロセスに関係する翻訳資料
ヨーロッパでは大学はすでに千年近い歴史をもっていますが,その伝統を引き継いで学生と教員の移動を容易にして研究と教育を活性化するだけでなく,変動社会や国際化に対応するために教育レベルを統一することを推進しています.
その際に協調,自律,責任などをキーワードとして「教える教育」から「学ぶ教育」へと転換し生涯学習社会に移行しつつあります.わが国もまた協調自律して学習できる能力が求められていますが,ボローニャ大学(1088年創設)から始まった改革はわれわれにも参考になることが多いので紹介することとしました.
■ 1988年9月18日の大学大憲章
1088年に創設されたイタリアのボローニャ大学の900周年記念式典が挙行されたときに,新千年紀を迎えるにあたって大学の使命を示唆するものとして発表されたMagna Charta Universitatumです.(西之園 晴夫 訳)
■ 1998年5月25日のソルボンヌ共同宣言
フランス,ドイツ,イタリア,英国の4ヵ国の大臣がパリに集まったときに出された共同宣言です.(西之園 晴夫 訳)
■ 1999年6月19日のボローニャ宣言
1999年にボローニャで29ヵ国の教育大臣あるいは関係者が集まった出された共同宣言であり,ボローニャ計画の実質的なスタートとなったものです.
(西之園 晴夫 訳)
■ 2000年2月29日高等教育のためボローニァ宣言
2000年に高等教育のためのヨーロッパ全域を統一した教育圏に構想した最初のものです.(西之園 晴夫 訳)
■ 2005年 ヨーロッパの高等教育における質保証のための基準と指針
ノルウェーのベルゲンで開催された会議で,ヨーロッパの大学間での学生ならびに教職員の移動を容易にするために単位互換制度ならびに授業科目の質保証を確保するために定められた基準と指針です.(東郷 多津 訳)
